さて、もともと東芝REGZA Z1の録画データ救済がきっかけで購入したNAS(DS220j)ですが、実際のところNASに録画データを保存できたのでしょうか?
答えはYes. 出来ました。
DS220j購入前は、調べてもネガティブな情報ばかりしか出てこず、認識できてもダビングできないだとか、ダビングできても再生に難があるとかで、「まーダメでも普通にNASとして使えばいいや」とダメ元で考えてました。
DTCP-IPサーバーには、sMedio DTCP Move という有償パッケージを使います。他に選択肢はありません。
一応事前に調べてはいましたが、対応機器を見ると、TOSHIBA Z1 が入ってます。入ってますが、どこまで信用できるか分からないので、いざ繋ぐまではドキドキです。
REGZAからダビング先にDS220jが認識できて、ダビング開始できたときは「キターーー!」です。
ってか何でこんなに機器の相性を気にしないといけないのか。。。
Windows 10 から録画データを再生するにはDTCP-IPクライアントソフトが必要ですが、これには sMedio TV Suite を購入しました。通常1900円ですが、この時はたまたま #おうちで過ごそうキャンペーンとかで1300円でした。
sMedio DTCP Moveが8.5 USDで、日本円だと今1000円弱です。この価格なら、満足ではないでしょうか。
むしろ、sMedio DTCP Moveアプリのダウンロード数が少ないのが気になります。。。これだと確実に赤字じゃないでしょうか。がんばれ、sMedio!
ちなみに、Windows PCから再生する必要がなければ、普通にREGZA Z1からDS220jのファイルも再生できます。ただ、この場合レジューム再生ができないようです。これはREGZA側の仕様だと思いますが、残念。
予想外で嬉しかったのは、PIXELA XIT-BRD100W で録画したPC上のデータもNAS側にダビングできたこと。
XITの配信用Digital MediaServerを起動すると、sMedio DTCP Move側から認識できてダビングできます。ただ、XIT側Serverがちょっと不安定なのか、時々DTCP Moveから見えなくなってしまう。
その時は、XITの設定画面から「詳細設定」→「配信」→「設定」でPIXELA Digital MediaServer設定ツールを開き、「コンテンツを共有する」のチェックボックスを外す→つける、でMediaServerを再起動させるとうまくいくようです。
この時、自分の環境では “ネットワークの場所が「パブリック」になっているネットワークが存在します” という警告がでるのですが、理由はよくわかりません。ネットワークの状態では「プライベート」になっているのですが。。。警告は出るものの、一応MediaServerの起動はできてます。
DTCP Move側で認識できると、「コンテンツのムーブ」でドロップダウンからPIXELA Digital MediaServerが選べるので、選択するとPC側に録画したデータが RecByDay フォルダの下に日付単位で見つけられるので、チェックしてダビングを押せばNAS側へのダビングが始まります。
これで録画データは残しておきたいけど、またいつ見るか分からない…といった番組はNASに移しておくことで、REGZA側やXIT側の録画一覧がずいぶんとスッキリしました。
REGZA Z1はかなり古い部類の機種なので(もう10年以上前かな?)、この時代にDTCP-IPに対応していたってのがある意味凄いなと思いました。今後も、メーカーにはオープンな規格に対応していってもらいたいですね。