Ys VIII -Lacrimosa of DANA-

大型連休、たとえ自転車であっても遠出がはばかれるようになりまして、近所のポタリングばかりです。
こういうときには積みゲーを消化せねば、と思いつつ、またもやセールで新しいゲームを買ってしまうんだな、これが。
4月の中旬に買ったのが、このイースVIII. 40% OFFで、2750円でした。
最近は、よっぽど好きなタイトルでない限り、過去のタイトルで安くなったのを買うスタイルになりました。

イースシリーズは初めて。
といっても、イースといえば、私の中ではPC-88の印象が強いのです。
「今、RPGは優しさの時代へ。」のキャッチコピーは今でも覚えてますが、PC-88のRPGといえば、ハイドライド、ザナドゥのような本格RPGの時代、ちょっとライトな感覚で出てきたのがイースやソーサリアンだったと記憶してます。
私は、PC-98ユーザーだったので、もっぱらPC-98専用のゲームばかりで、PC-88からの移植ゲームは買わずじまいでした。
それに当時は、パソコン自体が高価でしたから、1本で長く楽しめるゲーム(≒難しい)が好まれていたように思います。
そんな中、誰にでも解けそうな(当時はRPGをクリアすることを解くと呼んでいました。それだけ謎解きの要素が大きかったのです)イースは、私にはあまり魅力的な製品には映りませんでした。

このように、私の中では少々ネガティブな印象があったイースですが、最近のオープンワールド化した大型RPGに疲れてきたせいか、逆にこのようなライトなイメージのRPGが魅力的に映りました。面白いものです。

連休中にクリアしたのですが、真ENDまで延べ90時間あまり。
いや、全然ライトじゃないじゃん!今までずっとイースのことを誤解していたかもしれません。

全くの予備知識なしでやったんですが、久々に夢中になれたタイトルでした。
これまでずっとファンタジーの世界ばかりやってたせいか、無人島生活は妙にリアル感があって感情移入できたというか。
実際、キャラクターと同じように、この島を去りたくないな… もっと生活したいなという思いが芽生えました。
漂流村という設定、これにはやられましたね。良くできてました。

一方、後半のシナリオは、感動的ではあるものの、やはりちょっと無理があるというか、急に現実離れした話になるのでちょっとそのギャップが埋めきれなかった印象です。
戦闘も、冷静に見るとやや単調気味。ゲーム全体では敵はバラエティですが、フィールド内では2~3種類しか出現しないので、どうしても繰り返し作業になるというか。フィールドの中間・最奥にボスが待ち構えてるのも、だんだん読めてきて「またか」になってきます。
攻撃の属性や状態異常などの要素もありますが、基本ゴリ押しになりがち。
フラッシュムーブやフラッシュガードは、格闘ゲームのような爽快感があるので、そこはマル。むしろこれを使わないと非常に退屈。

なんか、全体の印象が良い分、アラばかり挙げてしまいましたが、実際のところは大満足の作品でした。
ロード時間が短いのも特筆すべきで、全くストレスがありません。
グラフィックは、確かにPS4としては物足りない部分もありますが、このロード時間でこの品質なら逆に「すげぇ」と思いました。
エリア型のマップでありながら、背景がつながっていて島全体を見渡せるという疑似?オープンワールドなのも素晴らしい。

最後にお気に入りの風景からスナップショット。


ジャンダルム夜間探索での夜景。宇宙好きにはたまらない星空。


夜間だと漂流村の煙がちゃんと火の灯りに変わってました。細かい!

画像: © 2016 日本ファルコム

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