オーディオ出力先変更スクリプト

PCのオーディオ出力先は、USBのサウンドブラスターと外付けスピーカーの2つを使い分けているのですが、切り替えをWindows上のオーディオデバイスから行うのが面倒くさくて、以前よりPowerShellのスクリプトを導入していました。
AudioDeviceCmdlets というサードパーティー製のライブラリです。
これがなかなか便利で、次のようなスクリプトを作っておくだけでバッチファイル経由でオーディオ出力先をきりかえられていました。

Import-Module AudioDeviceCmdlets

Set-AudioDevice -Index 2

ところが、これは弱点があって、PCを再起動するとデバイスのIndexが変わることがあるのです。スリープモードからの復帰時は問題ないのですが…
デバイスID({0.0.0.00000000}.{d45bcf7e-6b9e-4be4-bb95-6cbf85b8e042} みたいなやつ)を使えばいいかと思いましたが、こちらも変わっちゃうんですね。
唯一変わらないのはNameプロパティなんですが、Set-AudioDevice にはName指定がないんですよね。。

ということで、慣れないPowerShellをいじってIndex値が変わっても対応できるようにしてみました。

Import-Module AudioDeviceCmdlets

$devices = Get-AudioDevice -List
$device = $devices.Where({ $_.Name -eq "スピーカー (USB Audio Device)" })
Set-AudioDevice -Index $device.Index

最初、$_.Name == “スピーカー (USB Audio Device)” としてだめだったり、SJISで保存してたのでヒットしなかったりしましたが、無事動作しました。

Power Director 365の返金保証

動画編集ソフトのPower Director 365を購入したのですが、これまで使えていたNewBlue社のエフェクトが試用版に変わっていたのが痛すぎて、継続利用を断念しました。
Power Director 18で作成したプロジェクトをPower Director 365で読み込ませると、NewBlue社のエフェクト使っていたところにもれなく透かしが入っちゃうのです。これは痛すぎる。
Power Director 18のときは無償で利用できてたのに…
しょうがないから、NewBlue社のエフェクト買うかーと思ってサイトに飛んだら、トンデモ価格だったのでそっと閉じました。。

これにてPower Director 365の熱は一気に冷め、「あー、無駄金使ったなー」と思ってあきらめてましたが、よく調べると購入後30日以内なら返金保証しているというではあーりませんか。
サブスクリプションなんて、買ったらキャンセルできないものだと思ってたので、救われました。
ただ、ちょっとやり方が分かりにくい(問い合わせ先がいっぱいある)ので、自分のやり方をまとめておきます。

CyberLinkのオンラインストアで購入した場合、購入時に「CyberLink オンラインストア – ご注文確認書 #<注文番号>」ってメールと「CyberLink オンラインストア クレジットカードでのお支払について」が届きますが、ここでは後者のメールの方を使います。

このメッセージについてご不明な点がございましたら、カスタマーサービス お問い合わせのページをご参照下さい。
https://shop.cyberlink.com/c/shop?page=contact&ml=JP

このリンクをクリック。

ご購入、お支払又は納品についてご質問がございましたら弊社のFAQページをご覧ください:

asknet Solutions AG – カスタマーサービスセンター

asknet Solutions AG – カスタマーサービスセンター のリンクをクリック。

ナレッジベース > CyberLink > 30日返金保障について、のリンクをクリック。

返金保障のお手続きは、お名前、ご注文番号を添えて、こちらにメールアドレスまでご依頼をお願いいたします。

>>> こちら側の「新規サポートチケット」タブを使用します。

新規サポートチケットって何?と思ったら、同じページの右上に「+ 新規サポートチケット」のリンクがあるのでクリック。
入力フォームが開くので、必要事項を入力して送信すればOKです。
翌営業日には処理した旨のメールが届きました。

UPSが真価を発揮した時とは…!

今NASにSynology DS220jを使っているのですが、停電時にディスクが壊れるのが心配でUPSを付けていました。
しかし停電が起こることもなく10ヶ月が過ぎていたのですが、その時は突然やってきました!

なんと!電気の使いすぎでブレーカーが落ちたのです!
嗚呼、自作自演。

この冬一番の冷え込みの日、エアコン2台にトースター、電気ポット使ってたら「ブンッ」と。
しかし、ぶっつけ本番にも関わらずUPS君、しっかり機能してましたよ。
こちらがDS220jに残ってた通知。これはメールでも届きます。

本当は落雷とかでの停電を想定していたんですけど、これはこれで一番可能性が高い落ち方だったかも。。

Windows 11 を入れてみたものの…

最後のWindowsと銘打ってWindows 10を出したにも関わらず、恥じらいもなくWindows 11を出すあたりからしてあまり好印象ではありませんでしたが、一応自分のPCはシステム要件を満たしていたので入れてみました。
購入したのが3年と6ヶ月前で、当時は最新のCPUだった第8世代だったので、多くの方がシステム要件を満たしてないであろうことは想像できます。

Windows 10からのアップグレードはそれなりに時間かかります。
最初の印象は悪くはなかったです。windowの角が丸くなってるのは個人的には好きでした。
と、もう過去形になってますが、そうです、結局Windows 10に戻しちゃいました。

致命的だったのは以下の2点。

  • いままでせっせと整理して使いやすくしていたスタートメニューが引き継がれない
    グループ分けもできないので痛すぎます
  • エクスプローラーからの右クリックで今までのコンテキストメニューが一発で出ない
    そのくせSkypeは最初のメニューにあるのが気に食わない
    サードパーティ製のソフトでWindows 10ライクにできるらしいがそれならWindows 11を使う意味がない

このデメリットを上回るメリットを感じられず、やっぱ現時点ではWindows 10の方が使いやすいという結論に。
ちなみにWindows 10に戻すのは、アップグレードに比べて格段に早く戻せます。
そういや、Windows 7 から 10へのアップグレードの時も速攻で戻してたな…
もう少し待てばWindows 12とか出るかもね。(~_~;

PM2.5センサーPMS5003の実力や如何に?!

電子工作初めたら、誰しも花粉センサーなるものを作ってみたくなるのでしょうか。
ただ、いろいろ調べてもそんなセンサーはないみたい。ホコリセンサーはありますけどね。
なんかいいセンサーないかなーと思って目についたのが、PMS5003なる製品。
ホコリや花粉よりももっと小さい微粒子PM2.5も検知できるとな?!マジですか?
なにより、小型ファン内蔵なのが嬉しい。自前でファン取り付けて空気循環させる手間が省けます。

ということでイギリスの通販サイトPimoroniさんで購入。スイッチサイエンスさんでも売ってましたが、このPMS5003、Picobladeケーブルなので単体で使おうと思ったら変換ケーブルが必要になります。
Pimoroniさんではその変換ボードが売ってあるのです。海外から買うと手数料や運送費が高いイメージがありますが、ここは相当良心的です。

  • PMS5003本体 £20.75 … 3,300円
  • Picoblade変換ボード £2.50 … 397円
  • 送料 £5.00 … 795円

発送も速攻で、通常5-10営業日で届いちゃいます。完璧な仕事ぶりです。

開けて見ると、何これちっちゃ!可愛い!

さっそく組んでみます。

ちょっとハマリやすいのが Picoblade変換ボードで、ボードの表示通りに配線すると動きません。
データシートの通り、右から 5V,GND,EN,RX,TX,RESET が正しいです。

計測データは面倒くさいことしなくても集計結果がシリアルで送信されてくるのでそれを読み出すだけ。
サンプルのPythonライブラリが公開されているので、それを読めばC言語でも容易に組めるでしょう。

むしろ苦労したのが、データを視覚化する方法。
久々にフロントエンド+バックエンドのWebアプリ作りましたが、しばらく離れているとすっかり腕がなまってます。(もともとキレキレでもないけど…)
せっかくなので流行りのVue.js + Highcharts で作ってみました。

で、気になるのが肝心の性能だと思います。
ホビー向けであるPMS5003はいったいどの程度の実力があるのか?!
実際に福岡県が公開しているPM2.5のデータ(上)とPMS5003計測データ(下)を比較してみました。

これは5月2日の分。少ない時間帯、、、一致してます!

ではPM2.5が多い日はちゃんとデータも変化するのか?これは比較的多かった4月30日のデータです。

おおお、ちゃんと増えとる!
これはちゃんと機能していると言えそうです!
見た感じ、屋外の値の 1/3 程度の値になってます。これがセンサーが低めにしか検出できないのか、屋内だから低めに出ているのかはわかりません。
後者だろうとは思うのですが、逆にいうと閉め切った部屋でもやっぱり外からPM2.5が入ってきてるんですね。。。
あとこのデータではそうでもないですが、食事時間帯で増える傾向があり「あーやっぱ料理の匂いとか煙とかで広がるのかな」というのが興味深かったです。

ちなみにPMS5003は常時運用だとファンがすぐ寿命になりそうな気がしたので、1時間毎に起動させておおよそ2分間の計測後すぐに止めるようにしてます。ENピンのLOW/HIGHで全部止まってくれるのでENピンは重宝します。
結論としては、ホビーユースとしては優秀なセンサーではないかと思います。何より上でも書きましたが外観がミニミニで可愛く、ファンの音も静かなので買ってよかったと思ったセンサーです。