ESP-WROOM-02が便利すぎた

まずはこの超絶ヘタっぴなハンダ付けからご覧いただこう。

人生初のハンダ付け作品がこれである。

前回の記事にも書いた、このDC-DCコンバータ(3.3V)回路。
こうして見ると、スッカスカだね!
でも最初はこの基板見て「ちっちゃ!」と思ってました。

なぜハンダ付けしようと思ったかというと、勢いで購入した大気圧センサー(MPL115A1)と、WiFiモジュールのESP-WROOM-02が、自分でピンヘッダをハンダ付けしないと使えないパーツだったからです。(てっきり完成品かと。。)

それで練習がてら作ってみたのが冒頭の作品というワケ。
安いといってもMPL115A1もESP-WROOM-02も600円台ですから、このパーツをぶっつけ本番でハンダ付けするのは無謀かなと思ったのです。
結果的にはピンヘッダだけのハンダ付けは思ったより簡単でした。といっても全部お団子状のハンダ付けになってしまいましたが。

こうしてしばらく箱の中で眠っていたESP-WROOM-02を使えるようになったのですが、あまりのプログラミングの簡単さにPICマイコンに戻れなくなってしまいました。
こりゃArduinoの人気があるのも納得です。
Auduino IDEはお世辞にも使いやすいとは言えませんが、プログラミングが簡単になる工夫を随所に感じます。
なんか、こう。ライブラリが直感的なんですよね。

PICマイコンだと、プログラミングのほとんどがレジスタ操作で、データシートを見ながらこのビットがこうで、このビットを立てて、、、と半ば自らマシーンと化してコードを書いていく必要があるわけです。
これはこれで楽しい。また、マイコンの動きを理解するにはうってつけです。
楽しいですが、時間がかかり過ぎるのが難点です。しかもなかなかすんなりとは動いてくれない。

かといってRaspberry PIだと、ふつーのLinux過ぎて感動がない。

ESP-WROOM-02(ESP8266)は、Raspberry PIとPICの中間みたいな感じで、ちょうどいいんですよね。
いやー、ちょっと前までPICに惚れ込んでたのに、、、入る順番が間違ったかな?

初はんだづけ

最近週末は電子工作にいそしんでますが、、、まぁ時間が足りないですね。半分仕事みたいなものだなぁ。
そんな中、ついにはんだづけをする日がやってきました。人生初、です。
最初は、そうそう機会もないだろうから、やっすいニクロムヒーターのはんだごてとやっすいコテ台でいいやと思ってましたが、いろいろ調べるうちに初心者こそいい道具使わねばと思い、セラミックヒーターで温度固定のPX-335と専用のコテ台ST-77を買いました。
他のはんだごてを使ったことがないので、比較のしようがないのですが、とにかく電源に挿したらすぐに使える感じで、まったくストレスを感じませんでした。
しっかりしたコテ台も安心感があります。

・・・で、はんだづけの仕上がりはというと。。。
「まぁ、初めてだから仕方ないよね」と自分を納得させてますが、ひどい出来です。後で写真撮っておこう。。

ちなみに作ったのはDC-DCコンバータの昇圧回路(V3.3)なんですが、確かに電圧は出る、、、が実際に電流を供給すると不安定で他の回路がまともに動きませんでした。
LEDを光らせるくらいはできますが、よく見ると暗くなったり明るくなったりで光り方も安定してない。
充電池1本でなんでも動かせると浮かれてましたが、世の中そんなに甘くないのぉ。

統合室内環境センサー

PICマイコンのプログラミング面白いですね。面白いけど難しい。
まずデバッグのやりにくさ。今までなら普通にログ仕込んで、printやらsyslogやらで、、、となりますがマイコンの世界となるとまずコンソールつなげるまでが一苦労ですしprintfすらも使えない。
しかしその分、動いたときは「キター!」の喜び倍増です。

今週末は、前々から構想を描いていた “統合室内環境センサー” の作成です。
名前だけは立派ですが、ただ気温・湿度を測るだけ(苦笑)
どの辺が”統合”かというと、音声合成ICをつけてしゃべらせるのと、LCDのバックライトを自動でOFFにし、手をかざすとONにするというあたりが。

一番苦労したのが、肝心の気温・湿度センサーのDHT-11を動かすまでです。
これ、1本の入力PINで全てのデータをまかなえ、A/Dコンバートも不要なんですが、いかんせんタイミングがシビア過ぎてなかなか意図通りに読めません。ラズパイ用のPythonプログラムだとゴリゴリ書いてあったので、マイコンならもっとタイミングが正確で楽に書けるかと思ってました。
最初は、I/O割り込み(IOC)使うのにうってつけかと思って、カッコつけて割り込みルーチンをバリバリ書いてたんですけど30ビットくらいしか読めなくて、なんでじゃー!と時間がすぎるばかり。
結局最後は、他の人のコードを参考にするはめに。ループの書き方一つでもタイミングがずれたり。エレガントに書こうとするとかえって動かないようで、マイコンの世界は難しい。

電子工作はじめました

うーむ、最低でも1ヶ月に1回は投稿しようと思ってたんですが、ずるずると2月も半ばになってしまいました。
まぁ、いろいろと働く環境も変わって落ち着かなかったのですが。。(言い訳)
それで新しい仕事を覚えるために始めた電子工作(組み込み系)なのですが、これが結構新鮮というか仕事抜きで面白いなと。
私はちょうどパソコンが普及し始める頃に高校生になった世代で、当時のパソコンをいじる感覚とちょっと似てるんですよね。
今のパソコンだともう昔のスパコン並みになんでもできてしまうんですが、電子工作だと制約がある分、実感があるというか。

とりあえずRaspberryPi 3B+ の入門セットを購入し、中国製の学習キットで勉強してますがハッキリ言って分かりやすい。
こういった分野では日本は遅れてるなと実感。
PythonやCのライブラリを使えば、割と簡単に制御できるのですが、なるべくデータシート見ながら自力でプログラム書いてます。
電子工作というと、回路考えたりはんだ付けばっかりやってるイメージがありますが、真面目にイチからやるとソフト考えてる時間が大半ではなかろーか。

まだ満足に回路も組めないくせに、マイコンのアセンブラが妙に懐かしく、とうとうPICマイコンにも手を出すことに。
RAMが128バイトしかないとか、ちょっと萌え(燃え)ます!

スリムPCの電源ユニット交換は大変だ

最近なにやらPCがうるさい。。。
Xit BRD100Wでツール・ド・フランスを録画していると、どうしても深夜まで録画が終わらないので必然的にPCの電源入れっぱなしで寝ることになるんですが、うるさい。。。
ブィーン、ブルブルブル、とファンの音ともとれるし、なにかの振動の音ともとれる、なんとも気になる音。
気になりだすと余計気になって、PCのカバーを開けて調べてみたところ、どうやら電源ユニットが騒音源っぽい。
調べてみると電源ユニットは消耗品らしく、寿命は2~5年とか。そんなに持たないの?
まだ購入後2年4ヶ月で、そんなにハードな使い方してないので、ちょっと納得いかないのですが、交換するしかなさそう。

ケースを開けてみると、ケーブルはぎっしり詰まっていて、果たして素人でも交換できるのかとっても不安です。
それでもこの不快な音と付き合っていく気にはならなかったのと、もし本当に電源が劣化しているなら遅かれ早かれ交換は避けられないと思い、意を決して交換に踏み切りました。
ただ、予想通りというか、交換作業は難儀しました。私のPCはパソコン工房で購入した雅というシリーズ(今は無くなってます)のスリム型PCなのですが、難儀した理由は以下です。
・スリム型だと交換できる電源ユニットの選択肢が少ない
・ケースが特殊で、外しにくい(ユーザーマニュアルがない)
・ほぼ全てのパーツを外さないと電源ケーブルを外せない
・ケーブルが結束バンドできつく締められていた(外すときは他のケーブルを切らないように…)

そうです。わかってはいましたが、基本的には購入後の改造は難しいんですよね、スリム型は。

特にケースの開けづらさは特筆もので、特殊なケースは選ぶもんじゃないなと思った次第。
前面のケースをどう外すかわからず、もう少しで力づくでバキッと割ってしまうところでした。よく見たらちゃんとツメがありました。
でも殆どのパーツを外す必要があったおかげで、構成がだいたいつかめました。
わかってしまえば「なーんだ」なんですけどね。

それにしてもなんで電源が劣化したんだろうなぁ。スリープを頻繁に使っていたから?
そんなに安い買い物ではなかったので、今度は長持ちしてもらいたいです。


心臓(電源ユニット)摘出後


劣化したと思われる電源ユニット


交換後の電源ユニット. SilverStone SST-TX300. 7280円ナリ